インプラントと差し歯はどう違う? 3つの大きな違い。

最近話題のインプラント治療。
「差し歯治療のことでしょ」と誤解されている方もいる方も少なからずいらっしゃいます。
この2つの治療法、似ているように感じますが実は全く別物なのです。 
インプラント治療と差し歯治療にはそれぞれ違いがあります。
そこで本日は、インプラントと差し歯の違いについて3つのポイントをご紹介しましょう。

違いその1: 治療方法

インプラント治療と差し歯治療は治療方法が全く異なります。
どのような違いがあるのでしょうか?

簡単に説明すると以下の通りです。

インプラント治療

インプラント治療は歯茎に人工の歯根を埋め込み、そこに人工の歯を取り付けます。
そのため歯が完全に抜けてしまった人でも治療を受けることが可能ですが、埋め込んだ人工の歯根が定着するまでに少し時間がかかるため治療期間が半年から1年程かかります。

差し歯治療

差し歯治療は虫歯になった永久歯を削って土台を作り、その上に被せ物をします。
歯の神経を取り、土台を作り、型を取り、差し歯を作る、というのが治療の基本的な流れで、2から3週間の比較的短い期間で治療を終えることが出来ます。

違いその2:費用

インプラント治療と差し歯治療では費用も異なります。
簡単に言うとインプラント治療の方が高額で、差し歯治療の方が低価格ですね。

インプラント治療:平均30万円から40万円

差し歯治療:(保険内)3千円から8千円 ・(保険外)4万円から12万円

これがそれぞれの治療にかかる大よその価格です。
しかし、価格によって治療の良し悪しが決まるわけではありません。
歯根が残っているならインプラント治療をする必要が無いかもしれませんし、差し歯治療をしたくても歯根が残っていなければ出来ません。
担当してくれる歯科医の説明をよく聞き、治療内容を理解することが大切です。

違いその3:仕上がり

インプラント治療と差し歯治療では仕上がりにも違いがあります。
どのような違いがあるのでしょうか?

インプラント治療

インプラントは治療が終わるまでに半年から1年程かかりますが、治療が完了すると人工の歯とは思えない程の仕上がりになります。
「まるで自分の歯のようだ」と感じる方が多いようですね。歯の見た目を重視する方にオススメの治療方法でしょう。
とはいえ指定された方法で定期的にメンテナンスすることが必要になります。

差し歯治療

差し歯治療の仕上がりはインプラントに比べるとやや見劣りします。
メンテナンスは基本的に歯磨きだけで十分ですが、差し歯が変色する、差し歯の中が傷むという場合は歯科医院で治療受ける必要があります。

いかがでしたか?
この記事ではインプラント治療と差し歯治療の違いを3つご紹介しました。

  • 違いその1: 治療方法
  • 違いその2:費用
  • 違いその3:仕上がり

インプラント治療と差し歯治療は全く違うものです。
そしてどちらの治療にもメリットとデメリットがあります。
治療を受ける前にそれぞれの特徴を知っておきましょう。是非この記事をお役立てください。