厚生労働省の国民生活基礎調査において“肩こり”は男性では第二位、女性では第一位の自覚症状を抱えているという統計が発表されています。
肩こりの原因は一つではありません。肩こりを効果的に治療するためには原因を突き止めるということが大切になります。
肩こりの原因1
同じ姿勢でいることの多い仕事をしている
肩こりは慢性的な疲労が原因になります。例えばパソコンで長時間作業をする、椅子に座ったままの仕事が多いなどの慢性的な疲労は肩こりの原因となります。
同じ姿勢でいることを原因とした肩こりは日頃の意識で改善することが可能です。定期的にストレッチを行なうということを実践するだけでも肩こりは改善することができます。
日々のストレッチで改善できないなど場合には整体を利用して体の歪みを整えることで改善することも可能です。
肩こりの原因2
歯や顎の噛み合わせが悪い
歯や顎の噛み合わせは肩こりの原因となります。顎関節症などの症状が現れている場合は当然ですが、噛み合わせに違和感が無い場合でも肩こりなどの症状が現れる場合があります。
噛み合わせによる肩こりは歯科治療に加えて整体を利用した矯正によって改善することができます。噛み合わせによる肩こりの疑いがある場合には歯科医院、又は整体院などに相談してみるのも良いでしょう。
肩こりの原因3
加齢による肩こり
加齢による肩こりは一般的には四十肩、五十肩と呼ばれるような症状があります。加齢による肩こりの原因は加齢により筋肉や筋が硬くなってしまったことを原因です。
加齢による肩こりを改善するためには血行を良くするということが大切です。血行を良くするための方法は“肩を温める”“ストレッチを行なう”などの方法があります。
ストレッチなどの運動ができないほど肩こりが悪化してしまっている場合には、整体を利用しながら可能な範囲で運動を行なうことで肩こりを改善することができます。
肩こりの原因4
肩こりとストレス
ストレスは様々な病気の原因となりますが、肩こりも例外ではありません。ストレスを原因とした肩こりは非常に増えています。ストレスを解消するという根本的な解決法と悪くなってしまった血流を改善する外的な解決法があります。
ストレスを原因とした肩こりはストレスの解消と共に血流を良くすることで改善することができます。
肩こりによって引き起こされる症状
たかが肩こりと肩こりを甘く見てはいけません。肩こりには様々な症状を引き起こす原因となる可能性があるのです。
肩こりによって引き起こされる様々な症状についてご紹介しましょう。
めまい
肩こりが悪化すると“めまい”を引き起こします。肩こりによって引き起こされるめまいは“回転性のめまい”と“動揺性のめまい”です。回転性のめまいは周囲がくるくると回っているような症状です。起き上がることが難しく転倒の危険性もあるめまいです。
動揺性のめまいは足元がふわふわと安定を失う症状です。背中が引っ張られるような感覚があるというのが回転性めまいとの違いです。肩こりを原因としためまいは肩こりが解消すれば症状は消えます。
自律神経失調
肩こりによって自律神経が乱れるということもあります。特に慢性的な肩こりの場合、睡眠障害や頭痛、動機など様々な症状が現れます。
肩こりによる自律神経失調は血流の悪化が主な原因です。肩こりを解消し血流を改善することで自律神経の乱れを解消することができます。
肩こりは原因を突き止め予防すことが大事
肩こりの原因は非常に様々です。治療を行なっていても改善しないという場合には、肩こりの原因と治療方法が根本的に間違っているという可能性があります。自分がどのような原因で肩こりになっているのか?どのような肩こりになりやすいのか?ということを突き止めることが肩こりの改善や予防に繋がるのです。