真っ白で美しい歯は、さわやかで清潔感抜群ですよね。黄ばみが無く美しい歯の持ち主は、美男子・美人としての必要条件でもあります。しかし、何らかの原因で歯の黄ばみが気になる人も多いでしょう。確かに、歯が黄色いだけで第一印象で損をすることは確実です。しかも、歯の黄ばみは、通常の歯磨きではなかなか落ちませんからね。
そこで今回は、歯の黄ばみが気になる人のために、原因や対策について詳しく解説しました。歯の黄ばみを何とかしたい人には役に立つ内容になっていますから、メリットが大きいですよ。
歯の黄ばみも、原因をしっかり突き止めて適切な対策をすることで改善するものです。記事には、歯の黄ばみを解決するために知っておくといいことがたくさん書いてあります。もう歯の黄ばみで悩みたくないのなら、必見ですよ。誰に見せても恥ずかしくない、真っ白で美しい歯を手に入れるためにもぜひ読んでみてください。
1.歯の黄ばみについて
歯の黄ばみは、どうして起きるのでしょうか。歯の黄ばみの原因や虫歯との関係など、気になる点を確認します。
1-1.歯の黄ばみとは
健康な歯は、アイボリー色から自然な白色をしています。しかし、何らかの原因で歯の表面に着色したり虫歯や象牙質の色の影響を受けやすかったりすることも事実です。歯は、清潔感を表す重要なポイントであるため、黄ばみがあると気になることでしょう。特に、前歯の根本や歯の裏側は黄ばみやすい場所と言えます。
1-2.歯の黄ばみが考えられる原因
歯の黄ばみの原因は、外部からの影響と内部からの影響に分けることができます。それでは、それぞれどんなものがあるか確認してみましょう。
1-2-1.歯の黄ばみの原因:外部からの影響
歯の黄ばみの原因で、外部からの影響にかんするものは以下をご覧ください。
- 食品による着色
- タバコによる着色
- 飲み薬による表面の着色
- 歯磨きのし過ぎによる着色
- 歯石の付着による着色
口に入るもので、色が付いているものは黄ばみの原因になります。また、歯磨きのし過ぎで歯の表面が削れたり歯石が付いたりすることにも気を付けましょう。
1-2-2.歯の黄ばみの原因:内部からの影響
歯の黄ばみの原因で、内部からの影響にかんするものは以下をご覧ください。
- 歯の内部が虫歯になっている
- 加齢による象牙質の着色
- 飲み薬による内部からの着色
歯の内部からの着色で黄ばんでいる場合は、外部からの影響によるものと比べて、改善が難しい可能性があります。ただし、歯の印象を白くする方法はありますのであきらめないでください。
1-3.歯の黄ばみが与える印象について
歯の黄ばみは、ほかの人に不潔な印象を与えてしまいます。歯は、本来白くあるものという認識が強いため、黄ばみがあると印象が良くないのです。同じ顔立ちの人でも、歯の色で印象が異なります。美人や美男子でも、歯の黄ばみがあるせいで台無しになることも多いので注意しましょう。反対に、歯が白いことは良い印象を相手に与えることになります。笑顔がすてきな人は、歯も白くて美しいことが特徴です。白い歯を持っていることは、大きな武器になると考えましょう。
1-4.歯の黄ばみと虫歯の関係は?
歯の黄ばみは、虫歯と大きな関係があると言えます。虫歯は、口の中の虫歯菌によって歯の表面のエナメル質が変質してできるのです。エナメル質が変質すると、黄ばみが強くなったり黒ずんだりして、本来の白さを保つことができません。また、エナメル質の奥にある象牙質まで虫歯が達すると、象牙質が変色します。象牙質の変色は、エナメル質から透けて黄ばんで見えることもあるでしょう。虫歯による歯の黄ばみを改善するためには、虫歯の治療をすることが肝心です。
2.歯の黄ばみを落とす方法:自分で落とす
歯の黄ばみを落とす方法の中でも、自分で落とすことについて考えてみましょう。歯の黄ばみを自分で落とすときには、どんな点に注意すればいいのか確認してください。
2-1. 歯の黄ばみは自分で落とすことも可能
歯の黄ばみで表面に着色しているタイプのものは、自分で落とすことも可能です。つまり、外部からの影響によるものなら可能と言えます。たとえば、食品やタバコの影響で黄ばんでいる場合は、自分で落としてみてもいいでしょう。ただし、内部からの影響による黄ばみは自分で落とすことは難しいか不可能になるので注意してください。
2-2.歯の黄ばみを落とすための歯磨き方法
歯の黄ばみを効果的に落とすには、歯磨きを丁寧に行うことをおすすめします。具体的な方法については、以下を参考にしてください。
- 最初に水で口をゆすぐ
- 次に歯ブラシに適量の歯磨き粉を付ける
- 歯の黄ばみが気になるところを中心に小刻みに歯ブラシを動かす
- 1回口を水でゆすいで黄ばみが改善したか確認する
- 磨き足りないところは再度磨く
- 最後に口をよく水でゆすいで終了する
歯の黄ばみを落としたいために強く磨き過ぎることは、歯に大きなダメージを与えるのでやめましょう。また、黄ばみが気になるところを磨いているつもりでも的外れなところを磨いてしまう可能性もあります。自分でケアするときは、力を入れないで小刻みに歯ブラシを動かすようにしましょう。また、こまめにチェックをしながら磨いていくことがコツですよ。
2-3.歯磨き剤などのグッズについて
歯の黄ばみを落とすためには、ホワイトニング専用の歯磨き粉を使ってください。最近は、着色汚れを落とすことに特化したものが出ています。自分の歯の黄ばみがどんな原因によってできているのか、考えてみましょう。食品由来の汚れとタバコのヤニによる汚れでは、適する歯磨き粉の成分も異なります。歯磨き粉は、単に研磨剤が入っていることだけで選んではいけません。必ず、黄ばみの改善に効果があることを確認してホワイトニング専用の歯磨き粉を購入しましょう。
2-4.自分で歯の黄ばみを落とすときの注意点
自分で歯の黄ばみを落とすときは、やり過ぎに注意してください。やり過ぎると、歯にダメージを与えてしまいます。また、少しでもしみたり痛みを感じたりした場合は、続けないでください。歯の黄ばみを落とす方法は、歯に大きな負担を掛けるものが多くなります。自己判断で続けたために、歯を痛めてしまっては本末転倒ですよ。
3.歯の黄ばみを落とす方法:病院に行く
歯の黄ばみを落とすためには、病院に行くことが最も確実な方法と言えます。ここでは、病院に行った場合にどんな方法で黄ばみを落とすのか具体的に解説しましょう。
3-1.ホワイトニングについて
病院で行っているホワイトニングにも、いくつかの種類があります。ここでは、オフィスホワイトニング・ホームホワイトニング・デュアルホワイトニングの3種類をご紹介しましょう。
3-1-1.オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯の表面にホワイトニングジェルを塗って特殊な光を当ててホワイトニングをする方法となります。治療が2時間程度で終わることや、即効性があることが特徴です。歯を白くしたいけど時間が無い人には、オフィスホワイトニングをおすすめします。ただし、知覚過敏が起きるリスクがあったり期待する白さが出なかったりすることもあるため、治療をする前には十分なカウンセリングを受けることが必要です。
3-1-2.ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、患者に合わせたマウスピースを歯医者で作成することから始めます。ホームホワイトニングは、最初に作成したマウスピースにホワイトニングジェルを入れて装着することが特徴です。装着する時間帯を選ぶことができるため、日常生活にも支障が出にくい方法と言えます。オフィスホワイトニングと比較して費用が安価な点もメリットと言えるでしょう。ホワイトニング効果を実感するまでは2週間程度の時間を必要としますが、色が戻りにくいのも人気の秘密と言えます。
3-1-3.デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングとは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法です。最初にオフィスホワイトニングを行った後、ホームホワイトニングを続けて行うことになります。歯の白さを追求したい人には、最もおすすめの方法です。ただし、費用が高くなったり通院回数が増えたりすることがデメリットと言えるでしょう。
3-2.病院でホワイトニングを行うメリット・デメリット
病院でホワイトニングを行うことにも、メリットとデメリットがあります。ここで、具体的に確認しておきましょう。
3-2-1.病院でホワイトニングを行うメリット
病院でホワイトニングを行うメリットは、主に以下のようなことになります。
- 高いホワイトニング効果が期待できる
- 細かな部分までホワイトニングできる
- 自分が気付かなかった虫歯などを発見できる
- 歯のクリーニングも行うことができる
- 医師が行うので安心
- 医師がホワイトニングをしてくれるので楽
確実に歯の黄ばみを改善したいなら、病院でホワイトニングを行うべきです。また、自分でホワイトニングを行うよりも楽で安心など、多くのメリットがありますよ。
3-2-2.病院でホワイトニングを行うデメリット
病院でホワイトニングを行うことにも、デメリットはあります。
- 病院まで通うのが面倒
- 治療費が掛かる
- 思ったような効果が出ないこともある
- 体質や状況によってはホワイトニング治療不可の場合もある
歯の黄ばみの状態や、黄ばみが出ている原因によっては期待した効果が出ないこともあります。また、体質や状況によってはホワイトニング治療自体を受けることができません。さらに、治療費が必要な点もデメリットと言えるでしょう。
3-3.ホワイトニングの効果について
病院でホワイトニングを行った場合、どの程度効果が持続するのでしょうか。基本的には、2週間ぐらいは白さが続くことが期待できます。しかし、食事をしたりほかの影響を受けたりして再度黄ばみが気になることもあるため、再度ホワイトニングを受けるといいでしょう。また、黄ばみの強さによっては期待した結果が出ないこともあります。実際に満足できるレベルの効果を出したいのなら、ホワイトニングの方法や頻度(ひんど)を医師とよく相談して進めてください。
3-4.受信するタイミングは?
さて、病院を受診するタイミングはいつがいいのでしょうか。受診するタイミングとしては、以下のようなときがおすすめです。
- 成人式の前
- 就職活動の前
- 留学の前
- 結婚式の前
受診するタイミングは、人から注目を浴びる機会の前をおすすめします。たとえば、成人式や結婚式は、記念写真に残るため白い歯で迎えたいですよね。また、就職活動の印象をアップするためにも活動前にホワイトニングを行うことをおすすめします。さらに、留学を考えている人は留学前に行いましょう。海外では、歯の白さに高い評価を期待できます。しかし、歯の黄ばみが気になったときは、いつでもホワイトニングを始めて構いません。ずっと悩み続けるよりは、早くホワイトニングを受けた方がいいに決まっていますからね。
3-5.ホワイトニングに必要な費用
病院でホワイトニングを受けるための費用にかんしては、以下をご覧ください。
- オフィスホワイトニング:1回の治療で3万円から5万円程度
- ホームホワイトニング:1回の治療で2万円から4万円程度
- デュアルホワイトニング:1回の治療で5万円から10万円程度
ホワイトニングは、種類によって費用が異なります。それぞれの方法のメリット・デメリットも考えて、最適な方法を選んでください。なお、ホワイトニングは健康保険適用外となるため、歯医者によっても治療費が異なるので注意しましょう。
3-6.ホワイトニングのための歯医者選びのポイント
ホワイトニングのための歯医者選びでは、以下のポイントを参考にしてください。
- 歯のホワイトニング治療に力を入れていること
- 歯のホワイトニング治療に豊富な実績があること
- 豊富な実例を見せながらわかりやすい説明をしてくれること
- 費用がリーズナブルな設定であること
- ホワイトニング治療を無理に進めずに選択権を与えていること
- ホームケアの方法も丁寧に指導してくれること
- 医師や看護師・スタッフの印象がいいこと
- 利用者の評判がいいこと
満足できる結果を出すには、信頼のできる歯医者を選ぶことが大切です。
3-7.ホワイトニングを病院で行うときの注意点
ホワイトニングは、体質や状況によって受けることができない場合もあります。アレルギー体質であったり不安な点があったりするときは、必ず医師に申告してください。申告をきちんとしないために、トラブルが起きる可能性もあります。また、歯医者選びをしっかり行うことも大切です。信頼できて自分と相性の良い歯医者を探し出すことも、ホワイトニングで満足するために必要だと覚えておきましょう。
4.歯の黄ばみ予防や白さを保つ方法
ここでは、歯の黄ばみ予防や白さを保つ方法についてご紹介します。いつでも満面の笑顔ができるように、歯の黄ばみを予防して白く保ちましょう。
4-1.タバコは歯の黄ばみの大きな原因となる
タバコを吸う人は、歯の黄ばみが目立つ場合が多いでしょう。タバコの成分であるニコチンやタールが、歯の黄ばみを作るからです。ヘビースモーカーの人は、常にタバコを吸っている状態になるため、黄ばみが定着しています。特に、歯の裏側の黄ばみが酷(ひど)いことが特徴ですね。歯を美しく保つためにも、健康のためにも、ぜひ禁煙してください。タバコを吸っている限り、歯の黄ばみを予防することは難しくなります。
4-2.お茶などの食品でも歯の黄ばみが起きる
お茶などの食品でも、歯の黄ばみが起きます。歯の黄ばみが起きやすい食品で主なものについては、以下をご覧ください。
- お茶(緑茶・紅茶)
- コーヒー
- ワイン
- チョコレート
- ココア
- カレー
- ネギ
- ニンニク
- ニラ
歯の黄ばみが起きやすい食品は、たくさんあります。白い歯を保つためには、上記の食品を控えたり、食べた後に歯を磨いたりするなどの適切なケアをすることが大切です。
4-3.歯の白さを保つための生活習慣
歯の白さを保つためには、歯の黄ばみの原因をできるだけ避けることが大切です。タバコを吸っている人は、禁煙することも考えてください。また、コーヒーや紅茶が好きな人は、飲んだ後にきちんと対策をしましょう。歯の黄ばみは、時間を追うごとに悪化して取りづらくなります。歯を白く保つためにも、こまめにチェックしたりケアをしたりしてください。後できれいにすればいいと思うことこそが、歯の黄ばみを作っているのです。
4-4.歯の黄ばみを予防するための注意点
歯の黄ばみを予防するためには、以下の点に注意してください。
- 歯磨きをし過ぎないこと
- 着色汚れが起きやすいものは避けること
- 必要以上に神経質にならないこと
- 定期的に歯のクリーニングを行うこと
歯の黄ばみを予防するには、普段から自分で気を付けるほかにも、定期的に病院でホワイトニングを行ったりクリーニングを行ったりすることが大切です。自分では上手(じょうず)に歯磨きをしているつもりでも、見えない部分に磨き残しがあることもあります。歯のケアをきちんと行うことが、歯の黄ばみを予防するために必要だと覚えておきましょう。ただし、神経質になり過ぎてもいけません。特に、歯磨きのし過ぎは歯の表面を削ってしまうので注意してください。
5.歯の黄ばみに関するよくある質問
では、歯の黄ばみに関するよくある質問にお答えします。白くて美しい歯になりたい人は、それぞれの内容をしっかり確認しておいてください。
Q.歯が白くなるマニキュアで黄ばみを改善することはできますか?
歯が白くなるマニキュアは、歯の表面をコーティングすることで一時的に歯を白くするタイプのものです。そのため、基本的には歯の黄ばみを改善することはできません。事情があってすぐにでも歯を白くしたいときに、メイク感覚で使うものになります。また、使い方が難しかったり着色の程度によっては効果が出なかったりなどもあるため、期待し過ぎない方がいいでしょう。根本的に黄ばみを改善したいのなら、ほかの方法を試してください。
Q.歯をとにかく真っ白にしたい場合にはどうすればいいですか?
歯の白さには、いくつかの段階があります。歯のホワイトニングを受けるときには、希望の白さを確認することになるでしょう。見本の中には、いわゆる「真っ白」な状態ものも存在します。ただし、歯の質や状態によっては白くすることにも限界があるものです。実際に、どこまで歯を白くできるかについては診察してみて判断することになります。真っ白な状態を希望しても難しい場合があることは、承知しておきましょう。
Q.市販のホワイトニンググッズを利用するときの注意点は?
市販のホワイトニンググッズの中には、質の悪いものもあります。歯が黄色いことに悩んでいる人には、手軽に歯を白くできるという宣伝に心が動くこともあるでしょう。しかし、強力な薬剤を使用したり歯に大きな負担を与えるやり方だったりするものは避けてください。市販のホワイトニンググッズを使用したことで、効果が無いだけでなく歯を痛めてしまうこともよくあります。確実なのは、病院でのホワイトニングと考えてください。
Q.歯のホワイトニングは何回通うべきですか?
歯のホワイトニングは、1回で効果が実感できることが多いです。しかし、中には効果を実感するまで時間が掛かる場合もあります。実際に、歯のホワイトニングは数回の治療となることが多くなるでしょう。そのため、通常は3回から6回程度行うことが多いです。歯のホワイトニングは、定期的に行うことでいつも歯が白い状態をキープしやすくなります。どれくらいの頻度で通うべきかについては、医師と相談して決めてください。
Q.子どもの歯の黄ばみも病院で対応してもらえますか?
子どもの歯は、まだ乳歯であることも多いです。また、永久歯に生え変わっている場合でも未熟なことも多いため、基本的に歯のホワイトニングには向きません。しかし、子どもでも何らかの原因によって歯が黄色いことに悩むこともあるでしょう。子どもでも、歯が黄色いことは大きなストレスになることもあります。まずは、生活習慣をチェックしてみてください。歯に着色しやすい食品を多く摂(と)っていたり、歯磨きが不十分だったりすることもあります。また、虫歯による黄ばみの可能性もあるでしょう。いずれにしても、医師に相談して最良の対策を考えてあげてください。
まとめ
歯の黄ばみの悩みは、深刻です。しかし、歯の黄ばみの多くはホワイトニングで解決できるので安心してください。確実に歯の黄ばみを改善するためには、ホワイトニングで評判のいい歯医者を選ぶことが大切です。自分でケアすることもできますが、確実にホワイトニング効果を期待するのなら、歯医者でホワイトニングを行いましょう。歯の黄ばみが無くなると、人前でも自然な笑顔ができるようになります。コンプレックスから逃れるためにも、ぜひ歯のホワイトニングを検討してくださいね。